2017年4月3日月曜日

Wonderland (ディスプレイ編)



カードが散らばる感じがアリスっぽいような



喫茶去一芯二葉さんにて開催
ミニ個展「Wonderland」。

先週までは作品の解説でしたが
今回は展示ディスプレイについて。











即売ゾーンからキャラクターゾーンへと続きます




Sleepy Sheepがギャラリーではなく
(雑貨屋以外の)「お店」で展示するのは
ほぼ初めてのことなのですが
それに加えて今回特殊なのは
「お店の商品やディスプレイ小物と
絡めて作品を展示する」ということ。


制作段階では
ストーリーを追いつつ
作りたいと思ったものを作っているだけなので
展示の構成などはなかなか考えられず
少し不安はあったけれど
二度の下見でどんな小物があったかを
ざっくりと頭に入れておき
「あとは搬入日に出たとこ勝負で」
といった感じに。












丸いボックスと後ろの丸い板もなんだか合っているような



というわけで
まずは入口付近から。


即売品を置くのにちょうど良いスペースだったので
「約3㎝シリーズ」や「茶・Teaブローチ」 を置くことに。

急須柄(?)の布があったので
サクッとお借りして「茶ブローチ」を合わせる。
棚から急須もお借りする。











お茶関連のミニチュアが雰囲気を盛り上げてくれます

ニヤニヤ




上の棚にはチェシャー・ネコを。

物語の中の
木の枝に座ってアリスを見下ろしている感じを
高い位置に置くことで演出。













本を置くことで背景がまとまる感じ



即売エリアとキャラクターエリアを分ける
角の台には

「草のしげった土手」に座ったアリスが
ウトウトと夢の世界に落っこちて
白ウサギと出会うシーンで
物語がスタートすることから
その演出として
芝風のマットを置いて
アリスと白ウサギ風Sally(時計ver.)を配置。



素敵な装丁のアリス本があったので
こちらもお借りして背景に。
「物語が始まる感」が
さらに高まったような。












原画と見比べるおもしろさ



コーナーを曲がったところには
キノコに乗ったアオムシの作品。

キノコは森に生えるものなので
持参した木のオブジェと合わせて。

ちょうどアオムシのシーンを描いた
テニエルのイラストカードがあったので
こちらもお借りすることに。
Sleepy Sheepのアオムシの
原画とのズレ感がよくわかります。










後ろのベリーがかわいいな、と



アオムシの上の棚には
ドードー鳥。

こちらは特に演出はありませんが
ドードー鳥のフィギュアがあったので
一緒に置くことに。












白ウサギフィギュアもお借りして


お茶の販売コーナーの中心には
今展示の主役的役割である
白ウサギ風Sally(♡ver.)を。












トランプと紅茶の木箱は家から持参





物語では
白ウサギがトランペットを鳴らすところから
法廷シーンが始まります。











いちばん高いところに



というわけで
白ウサギの視線の先の
高いところに♡女王を配置。
その下には
「第一の証人」である帽子屋が。









もちろんトランプは♡のクイーン





夢物語は法廷シーンでクライマックス。

というわけで
店の奥の角に配置したのでした。















ひな壇エリアへ



ここで窓際ゾーンに
視点を移します。












三月ウサギ風Sally



ひな壇状になった台は
「一芯二葉×Sleepy Sheep →アリス」
を象徴するようなコーナーに。

アリス柄のティーセットをお借りして
「三月ウサギとお茶会」を演出。










「三月うさぎのティーバッグ」と「アリスのゴールデンアッサム」


下段にはアリスをイメージしたお茶が。











記帳ノートもアリス仕様



一周してドア側に戻ると
「DRINK ME」のボトルと金の鍵が。

物語では
どちらも「テーブルの上」にあったので
その雰囲気を演出。

この二つは「原寸大(?)作品」になるので
お客様が手に取ることで
「アリス気分」が味わえるのです。












机の上にはアリス関連の本もいくつか



・・・などなど
それらしく述べておりますが
先に書いたように
ディスプレイしている時は即興で
後から振り返っての必然性。


ちゃんと収まるべきところに収まっていき
気分が良い私なのでした。









次週のblogも引き続き
Wonderland展についてです。




自己紹介

自分の写真
Tokyo, Japan
SleepySheep(フェルト作家) www.sleepysheepsoap.com/