お花も頂きました♪ |
「animal-man」レポート後編は作品について。
作家としてはあまりかっこよくないけれど
無粋なほど解説してしまおうと思っております。
MUG FROG |
今回の二人展では「動物の擬人化」がルール。
カエルの様子から連想される「人っぽさ」について思いめぐらし
なんとなく「お風呂に入ってア~極楽♪」が浮かびこういったカタチに。
マグにしたのは兼ねてからフェルトでマグを作ってみたかったから。
(バスタブは「ベア氏」の時に作っていたのでまた作るのはおもしろくないし・・・)
コーヒーは「いつかコーヒー風呂に入ってみたいものだ」という願望から。
ちなみにタイトルは
「G」で韻を踏んで「フロ」と「フロッグ」を掛けていたりします。
イベリココブタ |
ブタを考えた時浮かんだのは
「意外ときれい好き」
「イベリコ豚はどんぐりを食べる」
の2つ。
で後者を採用。
無邪気に可愛く平和的に
おやつをつまむようにどんぐりを食べるコブタ。
イベリコ豚は人間にとってごちそうなのだけど。
タイトルは「コ」の連なりがかわいいなと思って。
肉食だもの |
ワニ。ワニといえば肉食。
肉食といえば肉食男子(女子)。
ガツガツした感じ。
空のお皿は展示前日のアイデア。
空間のバランスを考えて置いてみました。
フェルトで肉でも作ればよかったかなと思ったけれど
今から思えばハングリーさが出てよかったかも。
ちなみにこのお皿に私が会場でこっそり食べるお昼ごはんを置いて
毎日TwitterでUPしていたらなかなか好評でした。
イクメン |
コアラといえば親子。
単独で作るのはあり得ない。
親子。
親子といえば深山さんのところも3月に子が生まれたばかり。
というわけで「イクメン」。
本来オスのコアラは子育てをしないのだけれど敢えて。
胸の茶色いスジは「胸腺」でオスコアラ特有のもの。
「男親子感」をシンプルに出すため
共通の楽しみとして「スポーツ」を絡ませることに。
コアラ+スポーツといえば「ドアラ」。
そして私は愛知出身であるということから野球を採用。
とはいえ著作で引っかかっても困るので(?)
帽子もタオルもオリジナルデザインに。
お客様は口々に
「ドアラ」「ドアラ」とおっしゃっておりましたが・・・。
Santa Crows |
カラスは深山さんの作品によく登場するので
せっかくご一緒するということで
必ず作りたいと思っておりました。
とはいえ「カラス」。
あまり好まれる動物ではないし
擬人化と言ってもピンと来ない。
とにかくかわいさやあったかさを補うため
クリスマスの要素を入れることに。
はじめに考えたのは
サンタさんの袋から電飾を引っ張りだしているイメージ。
カラスは光るものが好きだと言うし。
でも「袋」にすると「ゴミを漁るカラス」っぽくなりそうだったので
ボックスに変更。
で タイトル。
サンタ「クロウ」スと「crow=カラス」を掛けております!!!
偶然思いついたのだけれど天才かと思いました。(一瞬だけ)
No.8 |
これは外せないアイテム。
でもこれといって人っぽさは浮かばず
シンプルに毛糸と編み棒を。
「編み物したいな~」 と思った時
ひつじが毛糸と編み棒を持って走ってきたら
ちょっとうれしい
とか思ったり。
タイトルの「No.8」は
8番目に制作したのと
編み棒が「No.8」だったから。
寒い。 |
ペンギン。
ペンギンはドキュメンタリーなんかで見ていると
二足歩行のせいかそのままでも人っぽい。
そして南極でブリザードに吹きつけられている様は
何だかとても寒そう。
というわけで防寒着をプラス。
写真ではわかりづらいのですがずいぶんと背中を丸めております。
とにかく寒い感じに。
animal-man |
特に何のイメージもなく
ただマフラーを巻いただけ。
大きな作品を作るならシロクマがいいなと思っており
自分がこれくらいのサイズのシロクマを作るイメージが前々からあり
これを作れば何かが動き出すのではないかという思いがあり
とにかく作った作品。
何かを持たせたり洋服を着せたりしようかと
ずいぶん考えたけれど
これ以上手が加えられず。
何が動き出したのか
実はわからなかったのだけれど
とても好きな作品です。
こうしてそれぞれの作品を振り返ってみて
自分の「クリエイティブ濃度の低さ」を改めて実感しつつも
「こんな」でも展示というかたちにしてしまう自分が
なんだかおもしろいなと思いました。
ご来場ありがとうございました。 |