2015年8月7日金曜日

木版の夏


BUKATSUDOへの入口はこちら

猛暑続きの8月は
木版合宿から始まりました。






階段を降りてB1Fへ

「合宿」と言っても
どこかに宿泊して朝から晩まで
というのではなく
通常「月1回(土曜日)14:00~17:00」のところ
今月は「土・日連続で10:00~17:00」に。

 この2日間で1作品を仕上げます。






シェアスペースがずらり

コーヒースタンドもあります

ツボを押さえた雑誌のラインナップ

木版学校は奥のアトリエで







あらかじめ用意してきた図案を
版木にトレースするところからスタート。 


トレペに下絵を写します

反転させて版木に転写


トレースした線に沿って彫り始め。

あっという間に午前の授業が終わり
ランチの時間に。













カレーに味噌汁が付いていたのだが

他の生徒さん2人と一緒に
BUKATSUDOの地下のにあるフードコート
「みらい横丁」へ。

カレーランチを頂きました。












うれしい~

ランチタイムが終わり
彫りの続き。

途中BUKATSUDOのスタッフさんから
差し入れのマフィンを頂く。
せっかくなのでコーヒースタンドで
アイスカフェラテを調達。
おやつを食べてまた作業に戻る。


9割方彫り終えて一日目終了。











絵の具をのせて刷毛でのばして摺ります


2日目はひたすら試摺りをして
彫りや色の調整を繰り返します。

今回の私の作品は
3枚の版木で一つの作品を仕上げるのですが
いかんせん彫りが下手なので
版を摺り重ねたらズレが生じていたことが発覚し
摺っては彫り摺っては彫りで
ひたすら修正に徹することに。









試摺りで偶然うまくいった奇跡の一枚


結局時間切れで完成に至らず。

何とか摺りのコツまでは先生に確認できたので
あとは家で作業することに。











「奇跡の一枚」から遠ざかる・・・


授業の試摺りで上手くできても
それを再現しようとすると
紙の質感や木の乾湿具合
絵の具の濃さや水の含ませ具合など
様々な要素が絡み合い
摺っても摺ってもイメージに近づかない。


小学校の図工でやったような
ベタッと均一な白黒版画ならば
そこまで難しくはないのだろうけれど
先生である彦坂木版工房の版画の魅力は「立体感」。
なんとしてもそれを習得したいのです。










ぼかしが上手くいかず立体感が足りない


調整を繰り返して
何とか仕上がったのがこちら。

ホントはまだまだ直したいところがあるのだけれど
本番用の紙がこの2枚だったので
無念さは残るもののとりあえずこれはここまで。







今週はフェルトそっちのけで
取り憑かれたように木版ばかりやっておりました。







今回のモチーフはNICOさんに頂いたカップでした

自己紹介

自分の写真
Tokyo, Japan
SleepySheep(フェルト作家) www.sleepysheepsoap.com/