2013年12月28日土曜日

2013年のMe後編


「2013年のMe後編」というタイトルにしつつも
前回で総括できてしまったので
今年最後のMeは帰省した時のことを書きます。

写真はガラケーのカメラだったり
i Pod Touchだったり
一眼レフだったりするので
画質にバラつきがありますことをご了承下さい。



よく初詣に行った神社は新年の準備中



両親はすでに他界し
姉も数年前から北海道で暮らしているので
帰省と言っても帰る場所はもうないのだけれど
他に結びつけている存在があり
今でも年に2、3回は帰っておりました。


その最後の糸がほどけてしまったのが11月の終わり。
そういうこともあって今回は「完了させるため」の4日間でした。
たぶんこれで帰る機会はめっきり減ってしまうので
用の合間に縁のあった場所を少しだけ巡ってみることにしました。





公園のグラウンドから病院を眺める


「巡る」といっても主に駅周辺のいくつかだけ。
それでも「見るべきほどのことは全て見つ」
といった具合でした。




よく行った図書館は移転のため閉鎖になっていた

駅から街を眺めるSally


その場に立ったら何かこみ上げてくるものがあるかと思いきや
心の動きはあまりなく
センチメンタルになりきれない自分に少し拍子抜け。

けれど

「未来の自分が過去の自分を癒やすことができる」

という言葉を昔何かで読んだことがあったので
あの日の自分に念を送れたのは良かったかな、と。

会っておきたい友人にも会えたし。


駅前の雪だるまイルミネーションがかわいかった



3日目の夜は近隣のホテルが取れなかったので
やむを得ず岐阜駅近くに泊まることに。

夜は飛騨牛のお店で肉三昧。


三種の肉を食べ比べ


岩塩プレートの上で焼きます


食事の後
レストランが入っていた建物の展望台が無料と知り
43階まで登ってみることに。
岐阜の夜景を堪能。



岐阜の街を一望


駅がSFっぽくなっていた


下に降りるとこんな感じ


駅をぶらぶらするも早々に切り上げ
ホテル内の天然温泉に入って就寝。




ワッフル☆

翌朝は早起きして朝風呂へ。
再び一眠りしてから朝食ビュッフェ。
焼き立てワッフルを備え付けのオーブントースターで
さらに焼いておいしく頂く。

おいしくて何度も頂く。


そして駅近くを散歩。
雑誌で見て気になっていた花屋さんへ。

KaraKaran


葉牡丹もなんだか洒落た感じ



岐阜に来ることもたぶんもうないだろうということで
ちょっと足を伸ばして思い出深い場所へ。




その名も「さえ」


学生時代 縁あって何度か通った場所


こればかり食べていた


当時ハマっていた「豚玉」をしばらくぶりに食べたら
今でもものすごくおいしく感じることに驚く。
わりといい店のお好み焼きを食べたこともあるけれど
それを遥かに超えたまさに私好みのお好み焼き。
ノスタルジーを差し引いたとしても。





ミニサイズの方ですよ



他に2、3箇所立ち寄って
最後にコメダ珈琲店でシロノワールを食べて
巡礼の旅を終える。



巡ってみて実感したのは

帰る場所を無くしたのは今回ではなく
2年前に姉が北海道へ移った時でも
10年前に実家を手放した時でも
15年前に私が関東に出た時でもなく

母が亡くなった17年前だったのだなあ

ということ。


悲しくはないけれど
ただそう思ったのでした。







2013年11月28日の空 最後の糸がほどけた日



年内に書いておきたかったもので 
盛り込み過ぎて何だか支離滅裂になってしまいました。


それでは皆様良いお年を☆









2013年12月14日土曜日

2013年のMe前編


ドント・ウォーク・ウォーク (←とくに意味なし)


2013年もあと2週間ちょっとということで
2回に分けて振り返ってみることに。


写真はアップしそびれていたものをお蔵出し。
なので本文とは関係なく展開します。
今回は10月・吉祥寺Village Vanguard DINER なり。

ウィーアーオープン (←とくに意味なし)



2013年の年明けは
今までやったことがないようなお仕事が
ぽんぽんと入り
「あら、いい感じ。」と思いつつ
何となく消化不良気味。
(↑比喩でなく本当の意味で)

問題は胃腸ではないところにあり
3月に1週間ほど入院。
一時期は遺言レベルの心理状態になりながらも
結果いろいろ好転。
4月にはほとんど普段通りの状態に。


ハンバーガー日和

そんな
UP↑DOWN↓ならぬ
DOWN↓UP↑があったものだから
5月から7月にかけてやや虚脱状態。

ちょこちょこ仕事しつつ
リハビリ(?)散歩ついでに最寄り駅近くのドトールや
今年近所にオープンしたショッピングモールの中にある
上島珈琲でランチするのを楽しみに
なんとかやり過ごす。

・・・という印象だけど
これを書きつつ手帳を見てみたら
横浜一泊旅行やパンケーキめぐりなど
けっこう楽しんでもいたみたい。




この頃にはすでに
先日開催したグループ展のテーマが決まっていたのだけれど
作りたいものが全く浮かばないものだから
時間はあるのに動き出せず。

これまで常に展示ありきで活動してきたので
「作りたいもの ぜんぜんナイや」
の状態に軽く打ちのめされる。





カフェ・モカは少しぬるかった

そんな風にぽかーんと過ごしていたところ
ふいに沖縄旅行案が浮上。7月末に予約。
8月は4冊の本(ことりっぷ、Hanako、d design travel、リンネル)を駆使して
旅行プランを練ることに時間をかける。

もともとあまりきっちり旅の計画をたてる方ではないのだけれど
何か目的意識のようなものがこの頃必要だったので
沖縄研究というテーマを己に課すことに。





バーガーはフィッシュ系が好き


そんなこんなの9月・沖縄旅行。
どんなものであったかは
もはや語るまでもないだろう。
(このブログでたっぷり書いたから)


ハロウィンの頃でした

旅の余韻に浸りながらも
気がつけばもう10月。
展示まで日にちがない。

DMで告知するため
とにかく展示タイトルを決めなくてはならず

「とりあえずコレで行くか。」

と間に合わせで決めたのが「ベア氏の休日」。
作り始めたら意外なほど楽しい。

おかげさまで11月のグループ展では
多くの方に楽しんで頂き(たぶん)
ベア全7作品完売。

救われました。



12月は百貨店でのイベントにちょっぴり参加。
あとは2015年(!)の年賀状のお仕事など。
そして来週は用があるので愛知に帰省。




・・・あれ?

今週だけで1年振り返れてしまったな。
まあいいか。

来週は帰省のため更新をお休みします。
再来週が今年最後のMeになります。


それでは
素敵なクリスマスを☆






<おまけ>ちょっと惜しいソフトクリーム


2013年12月8日日曜日

ベア氏の休日





ベア氏の休日 Mr.Bear's happy weekend


Mr.ベアは一人暮らしの30代男子。普通の会社員である。
彼の休日の楽しみは、近所のカフェで遅めの朝食(早目の昼食)を
とること。だから、ダラダラと半日寝てしまうようなことはない。
まるで「素敵な人」のように、きちんと起きて朝時間を過ごすのだ。
軽めのエクササイズをして、ゆっくりと風呂に浸かり、身支度を整え
颯爽と街に出る。趣味のカメラはいつも鞄に入っている。気に入りの
雑誌は昨日が発売日。昨晩、会社帰りに買ってある。コーヒー片手に
読むのが彼にとって最高の楽しみなのだ。

ただ、彼が少し残念思うのは、住んでいるのが都県境で、「近所の
カフェ」が全国に1000店舗以上展開しているコーヒーチェーンである
ということだ。
「ここがおしゃれな街のこだわりカフェだったらいいのになあ。」と
ちょっと思うベア氏である。






以上がグループ展
「Le conte d'un cafe カフェにまつわる6つのストーリー
におけるSleepy Sheep作品の「ストーリー」です。

今回の展示は
「カフェをテーマに物語のある作品を作ること」と
「左前足が白い黒猫を登場させること」
という2つの共通ルールに基づいて制作しました。


「ベア氏の休日」は主人公であるベア氏が
朝目覚めてからカフェでブランチをするまでを
6つのシーンに分けて構成。

目覚め・体操・朝風呂

歩く・写真を撮る

カフェにて


そしてカフェのテーブルの雰囲気を
実際のスケールでも再現しました。

プロトタイプベアと共に



では一作ずつ見てまいりましょう。



「WAKE」

作品名 「WAKE」

休日の朝
目が覚めたところ。
ちょっとぼんやりした表情と
「きちんとパジャマを着ている」
ところがポイント。




「STRETCH」
作品名 「STRETCH」

起きたらまずは体操をします。
ストレッチと言ってもラジオ体操っぽいところに
ベア氏のかっこ良くなりきれてない感じが出ています。
6作品の中で一番人気でした。




「BATH」
 作品名 「BATH」

体操で汗を流したあとは朝風呂へ。
西洋式の洒落たバスタブですが
頭に乗せているのは「手ぬぐい」です。






「WALK」

作品名 「WALK」

お風呂でさっぱりしたあとは身支度を整え街に出ます。
トートバッグには気に入りの雑誌が入っています。





「PHOTO」
作品名 「PHOTO」

カフェへ向かう途中の空の色が素敵だったので
鞄からカメラを取り出し思わずパシャリ。





「BRUNCH」
 作品名 「BRUNCH」

コーヒー片手に雑誌をめくりながらホットドッグ。
ホントはおしゃれな街のこだわりカフェが理想なのだけれど
ベア氏の住む街にはド○ールしかないので
まあ気に入ってるけどちょっと残念に思っている。





「CAFE SALLY」 「CUPBOARD」




そしてお約束のSallyも。
今回はカフェのお客さんとして
ベア氏とニアミスしたイメージで。
コーヒーとドーナツでこれからお楽しみタイム
といったところ。


「CUPBOARD」は
ハンズで見つけたミニチュア家具が
カフェっぽい演出に合いそうだったので
フェルト作品を組み合わせて展示。
イメージは「ド○ール」の食器返却棚。




椅子の配置を途中で変えたり

お気づきかと思いますが
ネコはベア氏と動きがシンクロ。
「BRUNCH」では姿が見えませんが
理由は
「カフェだから」と
「ネコは気まぐれだから」。



・・・などと
 ストーリーを作品に絡めることでイメージが広がり
今回は本当に楽しく制作できました。



久々のグループ展。
参加できて良かった。



「フードもの」も作れたしね・・・










自己紹介

自分の写真
Tokyo, Japan
SleepySheep(フェルト作家) www.sleepysheepsoap.com/